2020年03月31日

足がはやい大学生、走り方を考える。

平素よりお世話になっております。文学部4年の田村です。
Y先輩、O先輩と私が尊敬する歴代のマネージャーが、文学部の名にかけて大作を残してきた卒業ブログですが、とうとう自分が書く番になったとを思うととても感慨深いものがあります。

まず始めに、Y先輩、O先輩の卒業ブログをご紹介させていただきます。
部活を4年間やりきったマネージャーの心境が赤裸々に綴られており、その覚悟に胸が熱くなりますので、ぜひ読んでみて下さい!
Yマネージャー
http://keioboxing.sblo.jp/article/182581166.html
Oマネージャー
http://keioboxing.sblo.jp/article/185703764.html


他の4年生の卒業ブログは割とクールな感じですが、もうすぐ100周年を迎えるボクシング部が一層盛り上がるように、私なりにこの4年間部活を続けてよかったと思えることをブログに残していこうと思います。

ーーーーーーーーーーーー
家では末っ子、学校では何かと手を焼いてくれる友人がそばにいて、端的に言えば私は大層甘やかされて育ちました。そんな自分が知らない世界、いわゆる「体育会系」に飛び込んでみようと思い、特に考えもせず入部を決めました。

まあそれがどうなるかの結果は目に見えていて、高校からボクシングマネージャーの経験ありだという同期のマネージャーがテキパキと働いてくれたおかげで、大して取り柄も経験もない私の居場所はあっという間になくなりましたし、何十回チェックしてもまだ誤字がある自分のメールをみて本気で自分が心配になりました。
加えて私生活では、もともと要領が悪いのも相まって一人暮らしになかなか慣れず、山のように積み重なった服や食器、毎晩倒れこむように寝るため塗る機会を失った未開封のボディクリーム、忘れないために張り出された冷蔵庫の扉を埋め尽くすライフラインの支払い用紙、それらを一瞥してはため息が出ました。
その間にも退部を決断する部員はいて、その度にこれが思い描いたキャンパスライフか?と一時は自分に問うものの、しばらくしてまた元の日常を繰り返す。考えることをやめ、私は部活という場に転がった石になりました。

さて、そんな私を変えたのは、「やりたくない部活なら時間の無駄だから辞めた方がいい」という先輩の言葉でした。たった一言で考え方が変わったなんて嘘くさいですが、それまで4年間部活を辞めずに続け抜くことに価値を見出していた私にとっては目から鱗の言葉でした。実際「最後まで続けることが大事」そんなきれいな言葉で自分を支えるのは限界でした。

こうして私は正確性やスピードといったマネージャーに求められる素質をある程度諦め(ごめんなさい)、文章や企画といった別の方面で頑張ろう、やりたい仕事は自分で作ろうと決めました。こう素直に欠点を認められたのは、入部して早々に自分より圧倒的にデキる同期がいたからでしょう。もし、最初にその挫折を知らなかったら、過度な期待でどこまでも自分を責めて、誰に頼まれてもいないのに相当なストレスを抱えながら、苦手な作業とにらめっこしていたかもしれないです。

それ以降は、拙い考えでもとりあえず行動に移し、深夜に生春巻きパーティーの企画書を準備したり、同大学のプロレスサークルと一緒にリングを使っての新歓を計画したり、リリース数ヶ月のアプリのモニターとして練習の振り返りをアプリで出来ないか企業に連絡を取ったり、GoogleDriveを導入したりと、途中で頓挫したものや部活の役に立ったのか疑問なものも多いですが、私にとっては最も生きた時間でした。

周りに流されていることは楽だけれど、流された自分には何も残らないです。いつまでもどこに行っても流されているよりは、早く好きなように足を動かして、好きなとこに出かけたほうがいいと私は思っています。だからこの部活では、どこで、どうしたら自分の力が発揮できるかを考えてほしいです。特にマネージャーの仕事は、私が本当に苦手だった(とても重要ですが!)単純作業が多いです。「どうして私がこれを?」とその作業の意味や自分の存在価値がわからなくなることがあると思います。その疑問はぜひ大事にしてもらって、そこに新しいやり方を、自分の存在価値をねじ込んで、考えることをやめないで欲しいと思っています。

ともすれば授業やバイトをそこそこに、遊び呆けてしまいがちな足の早い大学生の中で、あるいは慶應に合格するような優秀な、速いスピードでの自走式、つまりは足の速い学生の中で、たとえ遅くても、変なフォームでも、どこで、どうやって走りたいかを考え、実践する機会まで得られたのはとても貴重な経験だったと思います。より様々な人が自分の得意な分野を活かせる、そんな部になることを祈っています。

最後になりますが、選手とスタッフ、監督・コーチ含めボクシング三田会会員の皆様、それから入部当初はボクシング?と首をかしげたものの、好きなようにすればいいとサポートしてくれた家族、本当にありがとうございました。

それから、私が部活内でだいぶ自由に活動し、部活を続けることが出来たのは後輩がしっかりしていたからです。本当に感謝しています!もし、それまで通り作業に忙殺されていれば、私は途中で小説家か起業家になるとか適当な理由をつけて投げ出していたと思います。もともと数が少ないボクシング部のマネージャーの中で、同じ時期にスタッフとして活動できたこと、本当に恵まれていたと感じています。

拙い文章でしたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。
posted by 慶應ボクシング at 23:42| ブログ